バレトンのインストラクターになるには。資格取得の方法や講習(養成コース)の費用、試験の難易度などについて、JDPアセットマネジメント株式会社(代表・大橋直久)の教育部門が解説します。(2017年9月時点の情報です)

バレトンとは

バレトンは、バレエやヨガの動きを取り入れたエクササイズです。 音楽にあわせて、インストラクターの指示でバレエに似た動作や、ヨガのポーズを行います。 スポーツジムのスタジオなどで複数の人たちが集まって行う「グループレッスン」の一つになります。 バレトン(Balletone)の「バレ」はバレエから来ています。

裸足でやる

バレトンの一般的なコースである「ソール・シンセシス」は裸足でやります。バレエのような専用シューズを用意する必要もありません。運動靴をはく必要もないので、気楽にできます。

大量に汗が出る

バレトンは大量に汗が出るエクササイズとして有名です。体の内側をコア筋肉を刺激するため、内側からの脂肪燃焼効果が期待できます。

ニューヨーク発祥。日本でブレーク

バレトンは、「ニューヨーク生まれ」とされています。実際、ニューヨークのバレエダンサー、シャノン・フェイブルによって作られました。 ただ、アメリカでは実践している人はそれほど多くはいないようです。むしろ日本における知名度のほうが高いでしょう。

NASが最初

日本では2007年に始まりました。大手スポーツジムのNASが最初にバレトンを正式レッスンとして採用しました。

ルネサンスやライフ、ジェクサーも導入

その後、ルネサンスが全国の店舗での導入を決めたほか、大阪のライフやJR東日本系のジェクサー、イオンスポーツも取り入れました。

イストラクターの資格と試験

講習

バレトン・インストラクターになるには、各地のスポーツジムやダンススタジオを借りて行われる「養成コース」を受講する必要があります。この講習は通常は3日間、合計18時間かけて行われます。実技と理論を学びます。

試験

養成コースの最終日に試験があります。試験は、実技と筆記です。合格すると認定証がもらえます。

不合格でも再試験がある!

養成コースで行われる試験に不合格になっても、後日、再試験を受けることができます。再試験料は、1万5000円+消費税です。すなわち、1万6200円です。

費用・料金(受講料)

養成コースの費用・料金(受講料)は、8万円+消費税です。すなわち、8万6400円です。これには、試験の受験料やテキスト代が含まれます。

資格の維持費(年会費)は年間1万円

バレトンの資格を維持するためには、年間1万円の費用がかかります。「年会費」と呼ばれています。

会場とスケジュール

養成コースの会場は、その年によって異なります。東京以外でも、いろいろな地方都市でやっています。開催時期・頻度もランダムです。バレトンの公式ホームページにある「養成コースのスケジュール一覧」をご覧ください。(http://www.balletone.net/schedule.php

資格の種類

バレトンには、3つの種類があります。そのうち、日本で資格制度があるのは「ソール・シンセシス」と「スタンディング・フロー」の2つです。日本で最も普及しているのは、圧倒的にソール・シンセシスです。ルネサンス

まとめ

以下、資格の概要をまとめました。

<イントラ資格の種類と取り方>
種類 ソール・シンセシス スタンディング・フロー センター・ムーブス
内容 バレエ、ヨガ、筋トレで構成。実施されているレッスンの数が多い。 バレエの動きが中心(ただし、ダンサーの経験がなくても指導は可能) スタンディング・フローの上級版。本格的なダンスプログラム
資格制度 あり あり 日本にはまだない
資格取得の方法・条件 養成コースを受講し、最終日の試験に合格 養成コースを受講し、最終日の試験に合格
養成コースの長さ 18時間(3日間) 18時間(3日間)
試験の内容 実技・筆記 実技・筆記
養成コース受講料 8万6400円(税込) 8万6400円(税込)
資格の維持費 年間1万円 年間1万円